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<山形知事選>自民が擁立断念 現職無投票も

独自候補擁立断念を決めた選対会議であいさつする遠藤会長(中央)=27日、山形市の自民党県連本部

 任期満了に伴う山形県知事選(来年1月5日告示、22日投開票)で、自民党県連は27日、山形市の県連本部で支部長・幹事長選対合同会議を開き、独自候補擁立を断念することを決めた。知事選に立候補を表明しているのは3選を目指す現職の吉村美栄子氏(65)だけで、前回に続き無投票となる公算が大きくなった。
 役員約60人が出席した会議は冒頭を除き非公開で行われた。終了後、執行部は記者会見し、断念の理由として、知事選と衆院選が重なった場合、対応する余力がないことや、環太平洋連携協定(TPP)承認案の衆院通過に対する農業団体の反発が予想されることなどを挙げた。
 一部出席者からは「このままでは2期連続無投票になる」など反対意見も出たが、最終的に了承された。県連内には吉村氏に批判的な意見が多く、政策協定は結ばないことも決めた。告示まで1カ月余りあり、新たな候補者が出る可能性もあるとして、知事選対応の協議は続ける方針。
 県選出国会議員4人のうち県連会長の遠藤利明衆院議員以外は欠席した。遠藤氏は「地域間で温度差があり、全力で選挙戦を戦う態勢が固まっておらず、苦渋の選択をした」と述べた。
 知事選の2期連続無投票は滋賀(1978年と82年)、高知(2011年と15年)の2例がある。


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2016年11月28日月曜日


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