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<防潮堤>気仙沼魚市場前5m計画通り推進

防潮堤建設が計画されている気仙沼市魚市場

 宮城県は28日、気仙沼市魚市場前に建設を計画する海抜5.0メートルの防潮堤の住民説明会を開いた。県側の「魚市場の機能が損なわれない構造にする」との説明に出席者から目立った異論は出ず、県は建設計画を前進させることにした。
 5回目の説明会で県が示した計画によると、防潮堤は直立型で、魚市場を取り囲むように約1.3キロ区間に建設する。見た目の高さは約3.2メートル。魚市場の出入り口になる幅18メートルの陸こうを6カ所設け、津波襲来時は県が遠隔自動操作で扉を開閉する。
 壁面にはアクリル窓をはめ込み、陸こうが閉まっても内陸側に逃げられる乗り越し道路や階段を設ける方針も示した。
 説明会には水産関係者ら約50人が出席。水産関係者は魚市場に沿って走る臨港道路の内陸側に防潮堤を設けるよう要望してきた経緯があり、魚市場を運営する気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は「県の計画は変わらないのか」とただした。
 県の担当者は「臨港道路は重要な産業道路。避難にも使うため津波から守らなければならない」と理解を求めた。県は今後、詳細設計に向け地元との調整を続ける。防潮堤は2018年度末の完成予定で、総事業費は約50億円。


2016年11月29日火曜日


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