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津波避難の標識を電柱に 石巻市が協定

震災の津波浸水深を示して警戒を促す電柱広告
東日本大震災の津波の浸水区間や浸水の深さ、避難場所を記した警戒標識

 宮城県石巻市と東北電柱広告協議会(仙台市)は28日、東日本大震災の津波の浸水区間や浸水の深さ、避難場所を記した警戒標識を電柱広告として掲示する協定を結んだ。本年度内に100カ所を目指す。協議会が自治体と警戒標識に関する協定を結ぶのは初めて。
 災害発生時に歩行者や通行車両に警戒が必要な場所かどうかを伝え、スムーズに避難を誘導。電柱に巻くタイプ(縦1メートル50センチ、横33センチ)は上部に広告主の社名を表示し、下部に震災時の浸水深や避難所までの距離を記す。看板タイプ(縦1メートル10センチ、横45センチ)は、広告主名の下に「ここから」と「ここまで」の表示を載せて浸水区間を示す。
 警戒標識部分には反射材を使い、夜間も視認できるよう工夫した。設置費用は広告主の負担とし、企業の社会貢献の一環として協力を呼び掛ける。
 市役所で協定締結式があり、近くの商店街の電柱に取り付けた警戒標識が披露された。
 亀山紘市長は「観光客にも避難場所を伝えることができる」と強調。協議会の戸田靖久会長は「昨年10月に市に提案し、ようやく実現できた。万が一の時は目の前の表示を見て逃げてほしい」と語った。


2016年11月29日火曜日


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