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見て味わって学ぶ蔵に 秋田の蔵元がツアー

みそやしょうゆを醸造する工場を案内する高橋さん

 みそ・しょうゆの蔵元が誇る伝統的な蔵や庭園を日本の文化として国内外に伝えようと、秋田県湯沢市の「ヤマモ味噌醤油(みそしょうゆ)醸造元」が見学ツアーを始めた。外国人観光客の誘客を図り、みそ・しょうゆの世界的な認知度向上を目指す。
 同社は1867年創業の老舗。ヨーロッパなど世界各国で自社商品をPRしてきた7代目の高橋泰さん(37)が「ワイナリーのように、見て、味わって、学べる場所にしたい」と約1年前から準備してきた。
 見学ツアーでは、蔵の歴史について高橋さんから解説を受けながら、約1時間かけて蔵のある工場と110年以上前に造園した日本庭園を回る。蔵には6000リットルのたるが23もある。松やカリンの木が植えられた庭園は広さ約660平方メートル。入り口周辺には石畳があり、池は地下水を循環させている。春から秋にかけては蔵に隣接する約1アールの大豆畑も見学できる。
 「実際に足を運んでこそ伝わる香りや臨場感を観光資源にしたい」との思いから、安全面や衛生面に配慮しながら見学場所と仕事場の間に仕切りを設けていない。10月に福島県から訪れた団体客には「こんなに大きなたるや土蔵を間近で見たことがない」といった反応があり、好評だったという。
 「商品単体ではなく、蔵全体を文化として売り込めば、みそ・しょうゆ業界に対する世界の評価はもっと上がるはずだ」と高橋さん。「周辺の蔵元に呼び掛け、ワイナリー巡りのように楽しめる地域にしたい」と意気込む。
 見学ツアーは1人1500円。連絡先はヤマモ味〓醤油醸造元0183(73)2902。


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2016年11月29日火曜日


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