宮城のニュース

<震災遺構>旧門脇小を現地保存 市長表明

旧門脇小校舎=2012年9月20日、宮城県石巻市

 東日本大震災の遺構として一部保存する宮城県石巻市の旧門脇小校舎を巡り、亀山紘市長は29日、「あそこにあることで津波火災の伝承が可能になる」と現地に残す方針を示した。亀山市長が現地保存を正式に表明したのは初めて。
 亀山市長は市役所であった非公開の震災遺構検討会議で現地保存の方針を明らかにした。会議終了後の報道陣の取材に「議論を一歩進めるために私の考え方を話した。今後は残し方に議論を集中させたい」と述べた。
 住民感情に配慮して校舎を移設する案もあったが、亀山市長は「南浜地区の復興祈念公園との連携や高台避難の伝承のためには現在地にある必要がある」と強調した。
 旧門脇小校舎を巡っては3月、亀山市長が震災遺構として一部保存する方針を表明。7月に地元住民らを交えた検討会議を発足させ、移設案も含めて会合を重ねてきた。今後は残す校舎の範囲などを中心に議論を進める。


2016年11月30日水曜日


先頭に戻る