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<橋本店>短縮動画で工程確認 効率アップ

名取川の河川堤防工事現場を撮影した動画の一こま
動画を見ながら作業の安全対策を確認する従業員たち=名取市内

 建設業の橋本店(仙台市)が、工事現場を撮影した動画を保存して再生する際に、動画を短縮する技術「タイムラプス」を導入した。早送りのような高速再生となるため、作業員らが前日の進行状況などを確認する時間の短縮につながり、作業の効率化や安全性の向上に役立っている。
 タイムラプスは、スマートフォンのアプリなどでも普及しつつある映像技術。動画を一定間隔で静止画像に加工して保存、その画像を連続再生して短時間の動画に再編集する。長時間の動画をそのまま保存するのに比べ、データ容量の大幅な圧縮が可能だ。
 同社は、4〜7月に施工した名取川の河川堤防工事(名取市)で初めて採用した。IT企業のトライポッドワークス(仙台市)の協力を得て、工事現場にネットワーク機能付きのカメラを設置。インターネットのクラウド上に処理した動画を保存するシステムを構築した。
 現在は施工中の宮城農高(名取市)の建設現場で利用する。現場事務所での朝礼で、前日の作業を動画で確認してその日の作業に生かしたり、安全管理の不備を共有して改善したりするのに活用している。
 悪天候で作業が長期間中断した場合、その期間の様子を短時間で確認できる。現場外でも安全教育の研修に生かしている。
 以前から現場に監視カメラを設置しているが、録画動画の容量が大きく、日々の作業確認などに利用しにくかった。橋本店によると、タイムラプスを建設現場で利用する取り組みは東北でも珍しい。
 相原真士技術・管理部長は「新技術の導入で技術の伝承や安全管理が情報として蓄積できる。建設業のイメージアップや若い人材の確保にもつながってほしい」と期待する。


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2016年11月30日水曜日


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