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<鳥インフル>青森殺処分 感染ルート解明へ

殺処分のためアヒルを捕獲する県職員=29日午前8時30分ごろ、青森市内(青森県提供)

 青森市内の家禽(かきん)農場で飼育されていた食用アヒル(フランスガモ)から強毒性のH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、青森県は29日未明から、農場の全1万8360羽の殺処分を実施し、同日夜までに終えた。国と県による疫学調査チームが同日、現地調査をして感染ルートの解明を急ぐ。
 農場では県職員234人が29日午前0時25分から4班体制で殺処分を開始。午後8時5分に全羽の処分を完了した。敷地内では、白い防護服にゴーグル姿の県職員が殺処分したアヒルを詰めた袋を積み上げた。袋詰めしたアヒルは、ウイルス確認から72時間以内に近くの市有地に埋却処分する予定。
 県は農場の半径3キロ圏内を家禽や卵の移動制限区域に、10キロ圏内を搬出制限区域として区域外への持ち出しを禁じている。移動制限区域では4農場で約1万4000羽、搬出制限区域では3農場で約40万羽が飼育されている。
 県は3キロ圏の4農場に加え、発生農場から種卵の移動があった青森市内の1農場(約7880羽)で臨床・ウイルス検査を実施。臨床検査で異常はなかったが、ウイルス検査の結果は出ていない。
 農場外への感染防止を図るため、農場から10キロ圏の5カ所に畜産関係の車両を対象にした消毒ポイントを開設した。
 鳥インフルエンザが発生した農場では27日から28日朝にかけてアヒル10羽が死んでいるのが見つかり、県に連絡。県の簡易検査で陽性反応があり、青森家畜保健衛生所による遺伝子検査でH5型鳥インフルエンザの可能性が高いと判定された。

 青森県は29日、鶴田町で24日回収されたオオハクチョウ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。県内で野鳥からの検出は2011年3月以来となる。


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2016年11月30日水曜日


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