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<鳥インフル>対策万全もガードできず

鳥インフルエンザウイルスが見つかった青森市の農場周辺で車を消毒する人=29日

 経営する農場で鳥インフルエンザが発生した青森市の食肉生産加工会社の社長は「近隣住民や同業他社に迷惑を掛けてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落とす。
 約10年前の鳥インフルエンザウイルス上陸時から衛生管理を徹底。農場内はウイルスを消失させる効果のある消石灰をまき、鶏舎窓には目の細かい金網を設置。農場に入る際は専用の長靴に履き替え、靴底を消毒液に浸す。
 ウイルスを媒介するネズミ対策は専門業者が実施。今夏は屋根、金網など鶏舎の破損箇所の修理にも取り組んだ。「ネズミ、カラスの侵入対策は万全だったが、100%ガードすることができなかった。非常に残念」と語る。
 同社は経営する6農場のうち、発生農場を含む2カ所と、1カ所に併設するふ化場の運営を停止、検査している。他の農場は10キロ圏外にあるが、共用する処分場の検査が終わるまでは出荷を停止するという。
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 青森市内の家禽(かきん)農場で飼育されていた食用アヒル(フランスガモ)から強毒性のH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、青森県は29日未明から、農場の全1万8360羽の殺処分を実施し、同日夜までに終えた。国と県による疫学調査チームが同日、現地調査をして感染ルートの解明を急ぐ。


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2016年11月30日水曜日


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