福島のニュース

<全町避難>双葉町10年後の居住者数 目標設定

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町は29日、10年後の町内居住者の目標を2000〜3000人に設定する考えを明らかにした。第2次復興まちづくり計画の骨子案に盛り込み、同日の町議会全員協議会で示した。
 第1原発が立地する双葉町は96%が帰還困難区域に指定されている。国が今年8月、同区域に「復興拠点」を設け、5年後をめどに避難指示解除を目指す方針を決めたことを受け、初めて帰町に関する数値目標を設定した。
 町の現在の人口は約6200。復興庁の今年の住民意向調査で13.4%が「戻りたい」、22.9%が「まだ判断がつかない」と答えたのを基に、帰還の可能性がある町民を1000〜2000人と試算。2018年度の一部使用開始を目指す「復興産業拠点」での就業者が最大で1000人居住すると見込んだ。
 第2次復興まちづくり計画は、町民の代表らでつくる委員会の意見を基に作成。町は、12月1日に委員会から最終意見の提出を受け、町議会との協議を経て年内に計画を決定する予定。
 町復興推進課は「国の方針が示され、具体的な町づくりの指針を示せるようになった。第2次計画を基に、国の認定を受ける復興拠点整備計画の策定を急ぎたい」と説明した。


2016年11月30日水曜日


先頭に戻る