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<鳥インフル>殺処分のアヒル 埋却始まる

農場近くに掘削した穴に、殺処分したアヒルを詰めた袋を重機で積み重ねていく埋却作業=30日午前11時10分ごろ、青森市

 青森市内の家禽(かきん)農場で飼育されていた食用アヒル(フランスガモ)から強毒性のH5型高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、青森県は30日、殺処分したアヒル1万8360羽と飼料、ふんなどを詰めた袋の埋却を始めた。発生から72時間の1日午後9時45分までに完了する予定。
 農場から約400メートルの市有地に埋設溝(縦約40メートル、横約6メートル、深さ約4メートル)を3基掘削。消石灰をまき、ブルーシートを敷いたところにアヒルや作業で使った防護服などを入れた「フレコンバッグ」をクレーンで下ろし、埋める作業を進めた。5年間発掘を禁止し、県が管理する。
 県農林水産部はこれまでに、農場の従業員22人のうち18人と殺処分作業に当たった県職員延べ339人のうち64人にタミフルを予防投与。防護服が破れたなど本人の希望による投与で、体調不良の訴えはない。
 県は今後、発生農場や周辺を消毒し感染拡大を防ぐ。野鳥からも鳥インフルエンザウイルスを検出したことから、家禽が野生動物と接触しないよう設備点検や消毒体制の強化を他の農場にも要請した。

 環境省は30日、12月1〜5日に青森市へ野鳥緊急調査チームを派遣し、鳥類の生息地や成育状況などを調査すると発表した。死んだハクチョウから11月29日にA型鳥インフルウイルスが検出された青森県鶴田町でも調査する。


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2016年12月01日木曜日


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