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<台風10号3カ月>氾濫河川流域を合同捜索

小本川で行方不明者の手掛かりを捜す岩泉署員=30日午前9時ごろ、岩手県岩泉町

 岩手県内に深い爪痕を残した台風10号豪雨から3カ月となった30日、いまだ3人が行方不明となっている岩泉町や宮古市などで、県警と岩泉消防署、海上保安庁の計約110人が合同捜索を実施した。大規模な氾濫があった岩泉町の小本(おもと)川と野田村の安家(あっか)川下流域、宮古市の閉伊川の3カ所に分かれて捜索した。
 岩泉町岩泉地区の小本川では川沿いの約10キロを手分けして見て回った。熊手などを使って橋脚や木にからまった漂着物を調べ、手掛かりを捜した。地上からの捜索が難しい場所は、県警ヘリと海保のゴムボートで確認した。
 岩泉署警務課の古坐修平巡査長(29)は「行方不明者はさみしい思いをしているはず。雪が積もると捜索が難しくなる。今のうちに手掛かりだけでも見つけたい」と話した。
 仕事を休んで参加した町消防団の佐々木誠さん(49)は「少しでも人手が多い方がいいと思い参加した。何とか家族の元に帰したい」と汗を拭った。
 県内では台風10号豪雨で20人が死亡した。岩泉町で2人、宮古市で1人が行方不明となっている。岩泉署は週に数回の捜索を続行。県警は月1回程度の大規模捜索も継続する。


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2016年12月01日木曜日


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