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虐待対応へ連携強化 県警と児相が救出訓練

抵抗する母親役(中央)に子どもを引き渡すよう説得する児童相談所職員

 児童虐待が疑われる家庭への立ち入り調査を想定した岩手県警と児童相談所の合同訓練が30日、盛岡市の県警察学校であった。県警から児相への虐待通告件数は10月末現在、466件で前年同期比260件の増加。統計を始めた2000年以降最多となり、一層の連携強化を図った。
 県警と児相3カ所から約50人が参加。通告のあった家庭を訪問し、裁判所の令状を示して立ち入った。「子どもは元気だ」などと抵抗する父親役を警察官が取り押さえ、児相職員が母親役から子ども3人を引き離して保護した。
 県警少年課によると、今年の通告件数の急増は、暴言を吐いて脅す「心理的虐待」など直ちに虐待と判断できないケースでも通告を徹底したため。
 訓練に参加した県福祉総合相談センター児童相談課の中村敬さん(49)は「心理的虐待も身体的虐待と同様、児童の命を脅かす結果につながる恐れがある。虐待が疑われる家庭を見つけたら遠慮せずに相談してほしい」と話した。


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2016年12月01日木曜日


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