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<只見線>上下分離に反対や慎重意見相次ぐ

只見線の復旧案について意見を述べる沿線住民

 2011年7月の新潟・福島豪雨による不通が続くJR只見線会津川口(福島県金山町)−只見間を巡り、福島県と沿線市町による只見線復興推進会議検討会は30日、復旧案について沿線住民の意見を聞く懇談会を会津美里町で開いた。
 懇談会では、地元自治体が線路などを所有する「上下分離方式」による鉄路復旧案と、JR東日本が主張するバスの運行継続案の2種類を説明。会津若松市と会津坂下、柳津、会津美里の各町の団体代表8人が意見を述べた。
 上下分離方式は復旧費81億円のうち、3分の2が地元負担となるほか、年間運営費の負担が生じる。会津若松市や会津坂下町の住民からは「半永久的に膨大な費用がかかることが心配」「子どもたちに大変な負担になる」などと反対や慎重な対応を求める意見が相次いだ。
 一方、柳津、会津美里両町の住民からは「只見線を観光資源のシンボルとしてアピールしたい」「防災のためにも鉄道を通してほしい」といった鉄路復旧を望む声が上がった。
 懇談会後、尾形淳一県生活環境部長は「率直な意見を聞くことができた。各首長に伝え、議論を深めたい」と話した。
 検討会は1日に金山町で開く懇談会の意見も参考に、年内に復旧方針をまとめる予定。


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2016年12月01日木曜日


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