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<鳥インフル>青森 毒性強いH5N6型

高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された農場で殺処分され、埋められる食用アヒルが入れられた袋=1日午後、青森市

 青森市内の家禽(かきん)農場で飼育されていた食用アヒル(フランスガモ)からH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、農林水産省は1日、遺伝子解析の結果、アヒルは毒性の強いH5N6型に感染していたと発表した。青森県は同日、殺処分したアヒルの埋却処分を終えた。アヒルと共に72時間以内に埋却しなければならない畜舎内の飼料やもみ殻などは、埋却処分が続いている。
 3キロ圏の4農場で実施した家禽の血清抗体検査は全て陰性だったことも同日、分かった。ウイルス検査の結果は5日以降に判明する予定。
 県によると、アヒルを入れたフレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ)326袋を投入した埋設溝1基を埋め、消毒を完了した。残り2基の埋設溝に飼料やもみ殻を入れた計約1040袋を投入する作業を進めており、それぞれが満杯になり次第、土と消石灰をかぶせて埋める。
 国と協議の結果、敷き材として使用後に屋外に積まれていたおがくずなども埋却処分することになり、畜舎の汚染物の埋却を終えた後、作業で着用した防護服と共に埋却を始める。埋設溝を新たに掘削する必要があるため、市と協議し、土地の選定を急ぐ。
 県農林水産部の高谷清孝次長は「使用済みのおがくずなどで埋却量が想像以上に増えた。できるだけ早く処理し、防疫措置を完了するよう努める」と話した。
 一方、環境省の野鳥緊急調査チームが1日、青森市内で現地調査を始めた。5日間の日程で自然環境研究センター(東京)、東北地方環境事務所、県自然保護課の職員ら6人が当たる。
 同市と周辺市町村の河川やため池など十数カ所で衰弱した野鳥や死んだ鳥がいないかを確認、死んだオオハクチョウからA型鳥インフルエンザウイルスが検出された青森県鶴田町と周辺も調査する。調査結果は5日に発表する。

◎青森のウイルス 韓国と同型

 農林水産省は1日、新潟県関川村と青森市で検出されたウイルスが、韓国で食用などのため飼育されている鳥や日本の野鳥に広がっているのと同型の「H5N6型」と判明したと発表した。国外から飛来した渡り鳥がウイルスを運んだ可能性があり、さらに詳しい遺伝子の解析を進め感染ルートの特定を急ぐ。


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2016年12月02日金曜日


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