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<東北写真記者協会>河北新報社に協会賞

新聞部門協会賞に選ばれた「未来へ 笑顔の5歳」で渡辺記者が撮影した宮城県南三陸町の幼稚園児

 東北写真記者協会(河北新報社など新聞・通信28社、放送32社加盟)は2日、2016年度の新聞、テレビ部門の協会賞と各部門賞を発表した。新聞部門協会賞は河北新報社の「未来へ 笑顔の5歳」(代表・渡辺龍記者)が選ばれた。
 「未来へ−」は東日本大震災が発生した11年春に被災地で産声を上げ、健やかに成長する子どもたちの姿を紹介した写真特集。「こどもの日」の5月5日に掲載された。
 宮城県南三陸町の幼稚園児を取り上げたメイン写真を担当した渡辺記者は09年から志津川支局(現南三陸支局)に勤務。震災で自ら被災しながら取材活動を続けた。13年に編集局写真部に異動後も復興の歩みなどを追っていたが、今年9月に病気のため死去した。
 河北新報社はこのほか、一般ニュース部門で「チンパンジー・チャチャ 昼間の逃走劇」(川村公俊、山本武志両記者)が金賞、企画部門で「里浜写景」(代表・長南康一記者)が銀賞に決まった。
 協会賞は昨年12月から今年11月までに掲載・放送された報道写真、ニュース映像が対象。本年度は新聞部門133点、テレビ部門45点の応募があり、加盟社の代表らが審査した。審査は作品の会社名、記者名を伏せて実施され、渡辺記者の死去についても審査員には受賞決定後に説明された。
 他の受賞作品は次の通り。(敬称略)

 【新聞部門】一般ニュース部門銀賞 「台風10号の爪痕」台風10号取材班=代表・刈谷洋文(岩手日報社)▽銅賞 「台風10号被害の岩泉から」浅川広則、平田潤(共同通信社)▽スポーツ部門金賞 「最終回、気迫のヘッドスライディング」古川伊男(福島民報社)▽銀賞 「岩手国体・いわて大会 感動を未来へ」岩手国体取材班=代表・刈谷洋文(岩手日報社)▽銅賞 「俺は敵じゃない」松橋広幸(デーリー東北新聞社)▽企画部門金賞 「四季彩パノラマ2016」堀川貴志、斉藤淳一、色摩高幸(山形新聞社)▽銅賞 「こちら潮風トレイル部」刈谷洋文(岩手日報社)▽奨励賞 「パノラマふくしま」矢内靖史、永山能久、吉田義広(福島民友新聞社)、「火球、出現」佐藤亮真(秋田魁新報社)、「雲海と夜景 顔合わせ」長内健(東奥日報社)
 【テレビ部門】協会賞 「人と人、伝統の狭間」工藤賢司(青森朝日放送)▽一般ニュース部門金賞 「森吉山で遭難者発見」三浦敏(宮城テレビ放送)▽銀賞 「スクープ!人を気にしないクマ」柏瀬利之(NHK福島放送局)▽銅賞 「カモ救出 ちょっといい話」高山一行(山形放送)▽企画部門金賞 「3.11ふるさと(前)元消防団長悔恨の5年」谷藤修二(テレビ岩手)▽銀賞 「奥新川の自然と共に生きる」宮本誠悦(東北放送)▽銅賞 「94歳のマンガ家」竹内誠(秋田放送)▽映像部門金賞 「実りの秋を支える木箱」伊藤正人(NHK青森放送局)▽銀賞 「さんさの音に包まれて」松原一裕(NHK盛岡放送局)▽銅賞 「被災地6度目の夏」鈴木耕介(岩手めんこいテレビ)▽新人部門賞 「震災から5年 地蔵に込めた思い」手塚崇(東北放送)▽日本映画テレビ技術協会東北支部賞 「時を越えて・『とちの実』は先祖からの贈り物」長岡宏昭(山形放送)


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2016年12月03日土曜日


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