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<気仙沼市>被災区画整理3カ所で最長2年遅れ

 気仙沼市は2日、東日本大震災で被災した南気仙沼、鹿折、内湾3地区で進める土地区画整理事業で、地盤をかさ上げして造成する宅地の12〜21%の完成年度が、予定から最長2年ずれ込むと発表した。事業の遅れは着工後2度目となる。
 市議会震災調査特別委員会で説明した。南気仙沼地区は22.5ヘクタールのうち3.9ヘクタール(地権者109人)で完成が遅れ、このうち気仙沼大橋の架け替え工事が影響する31人の土地は、工期が2年延びて2020年3月末となる。
 鹿折地区は28.1ヘクタールのうち3.4ヘクタール(47人)の完成が最長1年延び、完成は最も遅れるところで19年3月末。内湾地区は6.5ヘクタールのうち1.4ヘクタール(40人)が3〜6カ月遅れる。
 撤去を予定している被災建物の基礎などが相当数残っているほか、橋の整備や水道管などの移設で工事を調整しなければならないことなどが原因という。
 市は3地区の地権者への土地利用意向調査の結果も発表した。10月までの回答で、「土地引き渡し後すぐ建築する」「既に利用」「着手時期決定済み」と答えたのは3地区で25〜38%。これに対し「着手時期が未定」「着手予定なし」は50〜67%を占めた。
 質疑では議員から「完成の遅れで土地が利用されなくなるのではないか」との意見が出た。菅原茂市長は「状況を把握し、土地利用が進むよう市も一緒になって考えていく」と語った。


2016年12月03日土曜日


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