岩手のニュース

三陸にまさかのイセエビ 岩手沖で捕獲

岩手県山田町沖で捕獲されたイセエビ

 温暖な海域に生息し、東北の三陸沿岸にはいないとされたイセエビが、岩手県山田町の沖合で捕獲された。温暖化や東日本大震災の影響で沿岸の生態系が変化している可能性もあり、同町の「鯨と海の科学館」が飼育、観察している。
 イセエビは11月上旬から下旬にかけ、山田湾のホタテ・カキ養殖イカダで1匹、船越湾のアワビ養殖かごに2匹の計3匹が掛かった。いずれも体長6〜7センチの小型だが、成体とみられる。
 捕獲した漁業者が同館に寄贈。3匹は館の職員が与えるアサリなどを元気に捕食し、2匹は既に脱皮した。同館などによると、イセエビの生息域は千葉県の犬吠埼以南とされ、三陸沿岸で見つかるのは珍しい。主食は貝類で、養殖施設に居着いたようだ。
 同館の担当者は「暖かい黒潮に流されてきたのかも」と推測する。同館は震災の津波で損壊して閉館中。「大切に育て、いつか展示できれば」と話す。


関連ページ: 岩手 社会

2016年12月03日土曜日


先頭に戻る