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追悼施設震災6年に間に合わず 釜石

 岩手県釜石市は2日、東日本大震災で避難した大勢の住民が犠牲になった市鵜住居(うのすまい)地区防災センター跡地に整備する「祈りのパーク」について、完成時期が当初予定から2年遅れの2019年2月末になると明らかにした。市内の全犠牲者の慰霊施設として七回忌に当たる17年3月11日の開設を目指したが、間に合わないことになった。
 市によると、パーク建設費は約2億1000万円を見込み、復興交付金を活用する計画。施設の規模や構成を巡って復興庁との調整に時間がかかり、配分の決定が遅れた。
 市は市議会12月定例会に提出する16年度一般会計補正予算案に、パークと隣接地に建設する津波伝承施設の設計業務委託費を盛り込んだ。センター跡地の周囲では復興工事が続くが、17年3月11日だけ追悼の場を設けることも検討する。
 野田武則市長は定例記者会見で「遺族にとって大事な施設の完成が遅れることは、本当におわびしなければいけない」と陳謝した。


2016年12月03日土曜日


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