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<常磐線>生徒会長「殺風景な駅前変えたい」

 「駅カフェ」の準備は、新地高の生徒会が中心を担っている。旗振り役となった生徒会長の3年浜野航大さん(18)は来春、進学先の仙台で1人暮らしを始める予定だ。「故郷とレールでつながる安心感は大きい」と、鉄道再開を心待ちにしている。
 浜野さんは小学生まで宮城県亘理町で暮らしていた。津波被害は免れたものの、東日本大震災を機に、父の実家がある福島県新地町に移住した。「常磐線は身近な存在。亘理から岩沼まで列車で遊びに行ったこともあった」と話す。
 再開イベントへの協力要請があったのは昨年冬。会長に選ばれたばかりのタイミングだった。「殺風景な駅前を変えたい」。にぎわい創出の好機と捉え、生徒会役員らと走り始めた。
 カフェ開設は乗降客だけのためではない。「私たちが行動すれば、乗客に『新地は活気がある』と思ってもらえる。それだけで意味があると思う」
 近く後輩に生徒会のバトンを委ね、新生活への準備を本格化させる。進学後、常磐線は貴重な帰省の足となる。たまに見る駅前がどう発展を遂げていくのか。今から楽しみにしている。


2016年12月03日土曜日


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