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<東北上場企業>29社が黒字 18社増益

 東北6県の上場企業の2016年8、9月中間決算は、金融を除く計31社のうち純損益は29社が黒字、18社が増益だった。売上高は前期と比較できない2社を除く29社のうち、15社が増収、14社が減収となった。為替の影響や個人消費の冷え込みで、製造業や小売業の一部で減収が目立った。

 各社の中間決算状況は表の通り。純損益は、前期赤字や連結決算への移行などで前期と比較できない4社を除く27社のうち、9社が減益となった。
 業種別でみると、輸出関連が多い製造業は円高が響き業績が悪化。日東紡(福島市)は「円高で売上高が伸びなかった」と説明した。配電盤製造かわでん(南陽市)は為替に加え、受注・価格競争の激化で減収減益となった。
 小売業や外食は消費低迷で振るわず、やまや(仙台市)は天候不順もあって酒販、外食事業とも売り上げが減少。車用品店運営のホットマン(仙台市)はカーナビやアルミホイールの販売が低調で経常損益、純損益とも赤字となった。
 一方、薬王堂(岩手県矢巾町)は宮城や秋田などに計15店を新規出店。客数や購入商品数が伸び、増収増益だった。
 16年3月期決算でともに減収減益だった東北特殊鋼(宮城県村田町)と植松商会(仙台市)は、自動車や半導体の部品需要増で持ち直し、今期中間決算は増収増益に転じた。
 全31社のうち、純利益は東北電力の473億円が最高。日東紡の36億円、ユアテックの32億円が続いた。
 17年2、3月期の通期業績予想は4社が純利益を減額する下方修正。3社は上方修正した。未公表だった東北電は純利益を670億円と発表。幸楽苑ホールディングス(郡山市)は指混入問題を受け、「未定」とした。


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2016年12月03日土曜日


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