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<まるっと!新名所>高度成長の跡 炭鉱に

暗い坑道を恐る恐る歩く。人口約150の池島に昨年は約7000人が観光で訪れた=長崎市池島町

◎列島フォトリレー/長崎・池島

 ガタン、ゴトン。トロッコに揺られ、たどり着いたのは、汗とすすにまみれ、高度経済成長を支えた男たちの世界だった。
 長崎県西(にし)彼杵(そのぎ)半島の沖合約7キロに浮かぶ孤島・池島。2001年に閉山した炭鉱があり、坑道内を歩くことができるツアーがひそかに人気を集めている。
 ヘルメット姿で長さ250メートルの坑道に入る。ヘッドライトに照らし出される壁一面の配線とパイプ。巨大な生き物にのみ込まれたような気分だ。
 案内役は元炭鉱マン。巨大な掘進機や、落盤など緊急時の避難所について説明を受ける。名古屋市から訪れたという男性(49)は「照明がほの暗く、怖かった。炭鉱で働くのは大変だったのだろう」と当時の苦労を思いやった。
 島には、石炭の積み出し施設や社宅群も残る。日本を支えた炭鉱の歴史が肌で感じられる。(西日本新聞)


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2016年12月03日土曜日


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