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<ロボコン>高専生が廃炉に挑む

第1原発の模擬階段上りに挑むロボット

 高専生が東京電力福島第1原発の廃炉に役立つロボットのアイデアと技術を競う「第1回廃炉創造ロボコン」が3日、福島県楢葉町の楢葉遠隔技術開発センターで開かれた。全国の13校から15チームが出場し、大阪府立大高専(寝屋川市)が最優秀賞に輝いた。
 第1原発建屋の模擬階段や凸凹の床を使った課題に挑戦した。第1原発内での作業を想定して電波も届かず、カメラや半導体機器の動作時間も制限されるという厳しい条件で、各チームとも苦戦。ロボットが動かなかったり、制御できなかったりして、なかなか課題をクリアできなかった。
 専門家4人による審査の結果、優秀賞は奈良高専(奈良県大和郡山市)、アイデア賞は舞鶴高専(京都府舞鶴市)が獲得した。
 半導体を使わず、機械式継電器「メカニカルリレー」で制御するロボットで、階段上りに挑んだ仙台高専の安達波平さん(19)は「階段が予想以上に急で成功しなかったが、その場でさまざま工夫し、面白かった。実際の廃炉現場の難しさ、不確実性を体験できた。来年以降につながる」と話した。
 廃炉ロボコンは、学生の廃炉への関心を高め、創造的な人材を育てるのが狙い。福島高専(いわき市)が企画し、全国の高専で組織する協議会と文部科学省が主催した。


2016年12月04日日曜日


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