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北東北へ食でいざなう 台湾客向け周遊ツアー

いわて牛を使った料理を楽しむ参加者

 青森、岩手、秋田の北東北3県は、台湾からの旅行客をターゲットに、各県特産の食材をメインにした特別メニューを開発した。グルメをテーマにした周遊ツアーを企画、提案し、誘客促進を図る。

 特別メニューは、「青森帆立のしゃぶしゃぶ鍋」「いわて牛ローストビーフ」「秋田比内地鶏フライドチキン」の3品。「ミシュランガイド東京」で三つ星を獲得した東京の日本料理店「龍吟」の山本征治シェフが考案した。東北の地元シェフ6人がサイドメニューを開発した。
 3県は台湾のメディアや人気ブロガーら26人を招き、青森市内で11月下旬、試食会を開いた。参加者は写真を撮ったり、特徴をメモしたりしながら料理を堪能。台北市の新聞社「中国時報」の編集者劉育良(リュウジェイソン)さん(49)は「台湾の人たちの好みに合う。すぐに人気が出ると思う」と評価した。
 一行はこの後、3県の食材産地などを中心に巡る5日間のツアーを体験した。
 特別メニューは青森、盛岡、秋田など6市町の飲食店で来年1月27日以降に提供される。青森県観光国際戦略局の秋田佳紀次長は「各県に行かないと味わえないグルメ。食を目当てに北東北に来て、他の魅力も知ってもらいたい」と語る。
 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2015年の外国人延べ宿泊者で、台湾は中国に次ぐ2位の約1049万人。前年比32.2%増の大幅な伸びを示した。
 北東北3県では、青森が外国人宿泊者約10万9900人のうち台湾からが約3万600人、岩手は約9万9300人のうち5万1000人、秋田は約4万9800人のうち約1万3500人で、いずれもトップとなっている。


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2016年12月05日月曜日


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