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<仙台中2自殺>父親「いじめと関連」

 仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が今年2月に自殺した問題で、生徒の父親が5日、河北新報社の電話取材に応じ、「いじめと自殺は関連があると思う。真実が知りたい」と胸の内を明かした。生徒の家族が報道機関の取材に応じるのは初めて。
 父親によると、生徒は今年1月、無料通信アプリLINE(ライン)で同級生に具体的な自殺の方法を挙げ、「学校にはもう行けない。部活でも学校でも嫌われている」などと伝えていた。部活の後輩からは「顔が悪い」「整形しろ」「死ね」と悪口を言われていたという。
 市教委の諮問を受けた第三者委員会のいじめ問題専門委員会が6月から在校生らに聞き取りをし、トラブルと自殺との関連を調べている。今月中にも、トラブルと自殺との関連の有無について市教委に答申する方針。
 父親は「息子は言葉でからかわれ、心に蓄積していったのだと思う。まず答申でいじめがあったと認めてほしい。つらい思いをする人をもう出してほしくない」と訴えた。
 全校生徒対象のアンケートには「他の生徒からボールをぶつけられていた」「後輩からため口で話されるのを嫌がっていた」などの記載があった。生徒はこれまで、自転車のハンドルを部活の後輩3人に曲げられるいたずらを受けたなどと訴えていたという。
 宮城県警などによると、男子生徒は2月3日、自宅の自室で首をつった状態で発見された。机の上にはノートがあったが、いじめや自殺をほのめかす内容は記されていなかった。
 仙台市では2014年9月、いじめを苦に泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が自殺。学校側が「転校した」と虚偽の説明をし、市教委も1年近くいじめ自殺を公表せず、混乱が広がった。
 遺族側は今年6月、市教委第三者委が認定した、いじめに関わった同学年の男子生徒11人のうち、関与度が高かったとされる8人と、市を相手に損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。


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2016年12月06日火曜日


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