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困窮家庭の子応援 仙台の起業家らNPO設立

集会所でボランティアと手作りの夕食を囲む子どもたち

 仙台市内の起業家らがNPO法人「STORIA(ストーリア)」を設立し、生活に困窮する家庭の子どもたちの支援に取り組んでいる。町内会や大学生らと連携し、学習支援や食育活動などを実施。地域に根差した支え合いのネットワークづくりを目指している。

 STORIAは7月、仙台市青葉区のビジネススクール「グロービス経営大学院仙台校」の受講者ら5人が設立。宮城野区内の集会所に生活保護や児童扶養手当、就学援助などを受けている世帯の小学生を対象にした支援スペースを開設した。
 集会所には現在、児童6人が通う。放課後から午後8時ごろまで、学生や地元住民らのボランティアと勉強や手作りの夕食などのひとときを過ごす。子どもたちの社会性を育もうと月1回程度、パソコン教室やものづくり体験なども企画する。
 生活が困窮する家庭では、保護者が複数の仕事を掛け持ちして子どもとのコミュニケーションが希薄になったり、支援情報の不足に悩んだりするケースが多く、貧困の連鎖を生む要因になっている。
 STORIAは定期的に保護者と面談し、子どもの様子や家庭の悩みなどを共有。具体的な相談があれば、市の関係部署や児童相談所などを紹介して問題解決に当たる。来年度から活動拠点の新設やボランティア研修の実施など受け入れ態勢を拡充する方針だ。
 引きこもりの就労支援に取り組んできた代表理事の松井直美さん(52)は「貧困の背景は複雑で、問題解決には幼少期からのサポートが必要。行政や民間団体、地域住民と連携を深めながら、きめ細かな支援を長期的に取り組みたい」と話す。
 活動は毎週、火、金曜日の週2日。大学生や社会人ボランティアも募集している。連絡先はSTORIA代表理事の松井さん080(3335)3828。


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2016年12月06日火曜日


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