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<B1仙台>10連敗 連係不足、ぶれる戦術

琉球に敗れて10連敗となり、厳しい表情でコート上に整列する選手ら=3日、仙台市のカメイアリーナ仙台

 バスケットボール男子、B1仙台が現在、10連敗ともがいている。6勝15敗で東地区6チーム中5位、リーグ全体では18チーム中15位に低迷。残留プレーオフへの出場圏(リーグ下位4チーム)に足を踏み入れた。旧bj勢に勝てなかった上、生命線である守りでの連係不足や戦術にぶれがあるのが原因だ。

<強い旧NBL勢>
 3日、ホームであった琉球戦でチームワーストを更新する10連敗。試合後、選手たちはコート上で肩を落とし、うつむいた。「必ずはい上がる」とブースターに誓う主将志村も疲れたような表情を見せた。
 10連敗のうち、A東京(東地区1位)栃木(同2位)千葉(同3位)の旧NBL勢に計5敗したが、ガードの田臥(栃木、秋田・能代工高出)ら日本代表がそろう3チームとは戦力差が大きく、そもそも勝つのは簡単ではない。
 問題はその後、秋田、琉球のbj勢に連敗したこと。戦力差の小さいbj勢からは絶対に勝ち星を取りこぼさないという意識を欠いた。
 秋田との2連戦では、このカードに照準を合わせてきた秋田に対し、仙台は直前のA東京、栃木戦で疲弊。連敗続きが精神面で尾を引き、攻守の動きに切れがない。琉球との1戦目でも、連続失点すると気持ちが切れる負け癖が露呈した。

<プレー中途半端>
 深刻なのは守備だ。連敗前11試合の平均76.9失点に対し、連敗中は85.7失点。攻守の切り替えが速い展開で、マーク受け渡し時に意思疎通が不足したほか、相手ガードを複数で守るプレーも中途半端だった。
 戦術もぶれた。平均身長の低い仙台はゴール下の失点は仕方ないという考えだったが、秋田戦では外の日本人選手を中に寄せて失敗。外から高確率でシュートを決められた。「ぶれてはいけなかった」(間橋監督)と、琉球戦で修正を試みたが、外の守りの激しさは急には戻らず、3点シュートを許した。
 攻撃でも、成功率わずか27.6%の3点シュートや加入間もないホワイトとの連係不足など課題は山積。リバウンド獲得では連敗前は対戦相手より1試合平均0.6本上回っていたが、連敗中は8本も下回った。
 立て直しには堅守が先決だ。勝った6試合の失点は全て60点台以下。bj勢との対戦が多い交流戦で守りから自信を取り戻したい。
 琉球との2戦目ではようやく光明も見えた。シューターに対し素早く体を寄せる守備が戻ってきた。間橋監督は「出口は近いと信じている」と、10、11日の新潟戦(シティープラザアオーレ長岡)を見据えた。
(佐藤夏樹)


2016年12月06日火曜日


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