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被災者遺族が犠牲者慰霊施設早期整備を要望

「祈りのパーク」の早期整備を野田市長(左)に要望する三浦会長

 東日本大震災で避難した大勢の住民が犠牲になった釜石市鵜住居(うのすまい)地区防災センターの被災者遺族連絡会と釜石仏教会は5日、市が跡地に建設する「祈りのパーク」の早期整備を野田武則市長に要望した。
 当初の完成予定は七回忌に当たる来年3月だったが、事業費に充てる復興交付金を巡り復興庁との調整に時間がかかり、2年遅れることになった。野田市長が今月2日の定例記者会見で一連の経緯を公表した。
 遅れに関し、連絡会に直接の説明はなかったという。三浦芳男会長は「記者会見で明らかにしたことに違和感がある」と指摘。遺族ら関係者や施工業者が設計などを話し合う委員会を設置し、可能な限り整備を早めるよう求めた。
 センター跡地周辺は復興工事中だが、市は来年3月11日だけ追悼の場を設ける考え。三浦会長は、近くの高台に本年度末に小中学校が再建されることから「体育館を市の追悼式の会場にしてほしい。海を見ながら献花ができる」と訴えた。
 パークは市内の全犠牲者の慰霊施設で、市は隣接地に津波伝承施設も整備する。野田市長は「遺族、市民におわび申し上げたい。(要望のあった)委員会の設置や追悼式の在り方について対応が決まり次第、発表する」と述べた。


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2016年12月06日火曜日


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