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震災で姉亡くした少女 憧れのサンタと対面

憧れのサンタと対面した珠莉さん(写真家丹葉暁弥氏撮影)

 東日本大震災で姉を亡くした宮城県石巻市の小学3年佐藤珠莉(じゅり)さん(9)がフィンランド政府観光局の招待を受け、サンタクロース村を訪れた。姉愛梨(あいり)ちゃん=当時(6)=の写真を手に、憧れのサンタとの対面を果たした。
 珠莉さんは11月28日、母美香さん(41)と共にサンタに会った。珠莉さんが昨年のクリスマスに手紙でお願いした通り、サンタは姉妹をかたどった人形を連れて世界中を旅した話をしてくれたという。
 別れ際、珠莉さんは何度も練習した英語で「また会えますか?」と尋ねた。サンタは「夢の中でトナカイと一緒に会えるよ」と応じてくれた。対面後、緊張でなかなか言葉が出なかったことを悔やみつつも「本物のサンタさんに会えた」と感極まった様子だった。
 フィンランドへの招待は、「人形を世界旅行させたい」という珠莉さんの夢の実現に協力した有志が同国の政府観光局に働き掛けた。美香さんは「多くの人の優しさが珠莉を成長させてくれる」と感謝した。
 クリスマスには、人形の世界旅行プロジェクト事務局を務めるNPO法人ガーネットみやぎ(宮城県村田町)が、20カ国を旅した人形の姿を収めたフォトブックをサンタからの贈り物として珠莉さんに届ける。
 ガーネットみやぎはプロジェクトの活動資金としてインターネットのクラウドファンディングで小口寄付を募っている。


2016年12月07日水曜日


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