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<仙台中2自殺>母親 昨年12月学校に相談

自殺した男子生徒が通っていた仙台市泉区の市立中

 仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が今年2月に自殺した問題で、「不登校の一歩手前だ」と息子から打ち明けられた母親が昨年12月、担任教諭らにいじめ問題について相談していたことが6日、分かった。
 遺族によると、生徒は昨年12月中旬、「クラスでいつもたたかれる」「部活の後輩から『顔が悪い。整形しろ』『死ね』と言われる」などと母親に打ち明けた。母親は、息子から「不登校一歩手前だ」と深刻な状況を聞かされたことを受け、担任教諭らに相談した。
 生徒は今年1月上旬、無料通信アプリLINE(ライン)で同級生に具体的な自殺の方法を示し、「学校にはもう行けない。部活でも学校でも嫌われている」と伝えるなど、精神的に追い込まれていったことが分かっている。
 母親の相談について、市教委の諮問を受けた第三者委員会のいじめ問題専門委員会は、今月に入って初めて内容を把握。市教委は「事実関係を詳しく調査する」として、「今月中」としてきた答申時期を2017年1月以降に延期する可能性を示唆した。
 市教委教育相談課の志賀琢課長は「相談の有無は重要な点になる。内容を聞いたばかりのため、きちんと調べる必要がある」と述べた。
 仙台市では14年9月、いじめを苦に泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が自殺。市教委は15年8月、市立の小中高校の全校長を対象に臨時の校長会を開き、いじめの未然防止や組織的な対応の徹底を求めていた。
 中2の男子生徒が通っていた市立中の教頭は6日、河北新報社の取材に「第三者委の答申前」を理由に、母親の相談の有無や学校の対応について「コメントできない」と述べた。


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2016年12月07日水曜日


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