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<ILC>候補地の熱意PR 岩手でシンポ

ILC誘致実現に向けて地元の熱意をアピールしたシンポジウム

 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」誘致の機運を高めるシンポジウムが6日、岩手県盛岡市であった。建設候補地となっている岩手県南と宮城県北にまたがる北上山地圏域の市長らによるパネル討論を通して、誘致実現に向けた地元の熱意を発信した。
 東北ILC準備室室長の鈴木厚人岩手県立大学長が講演。「自然の基本原則の解明は新技術を生み出す。素粒子研究は宇宙、生物、工学、医学などさまざまな分野の発展につながる」とILCの意義を述べた。
 パネル討論には勝部修一関市長、小沢昌記奥州市長ら6人が参加。勝部市長は「ILCに来てほしいという段階から脱却すべきだ。実現した時にどう取り組むか具体的なシナリオを作るべきだ」と主張した。
 小沢市長は「ITがどこでも使える環境整備が必要。海外からの研究者が居心地がいい場所だと感じてもらえることが大事だ」と指摘。赤川郁夫気仙沼市副市長は「ILC誘致の目的は東日本大震災からの復興のシンボルにすること。資材の海上輸送など沿岸部の活用に期待が持てる」と語った。
 シンポジウムは、岩手県ILC推進協議会が主催。5日に盛岡市で開幕したリニアコライダー国際会議(LCWS)に合わせて企画した。


2016年12月07日水曜日


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