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<全町避難>浪江町役場 17年4月帰還

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町の馬場有町長は6日、同県二本松市の仮事務所に移している役場機能の中心を、遅くとも来年4月1日に町内の本庁舎に戻す考えを明らかにした。河北新報の取材に答えた。
 町は来年3月の帰還開始を目指す。馬場町長は「町長が戻らないと帰れないという住民の声を多く聞く。帰還に向け、役場を本来の姿に戻したい」と語った。
 町は4月1日付で組織改編する計画。役場機能移転では、町長と2人の副町長をはじめ、総務課など主要部門を戻す。県内に避難する町民約1万4000人のうち、約8000人が二本松市や福島市など中通りに残る見通しのため、二本松市の事務所にも職員の2〜3割を残し、支援に当たる方向という。
 帰還の開始時期によっては、役場機能を戻す時期を早めたり、町長と関連部門のみ先行して戻したりすることも検討する。
 町内の本庁舎には現在、正規職員約190人のうち、産業振興課や帰町準備室など3課1室の約60人が勤務し、町内の宿泊者や事業者の支援に取り組んでいる。


2016年12月07日水曜日


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