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<栗原女性殺害>元同僚に懲役15年判決

 宮城県栗原市で今年3月、同市築館の元介護施設職員蘇武夕貴さん=当時(23)=を殺害したとして、殺人、死体遺棄罪に問われた元同僚の無職渡辺隆之被告(40)=栗原市築館=の裁判員裁判で、仙台地裁は7日、懲役15年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。
 小池健治裁判長は「不倫相手の被害者から別れ話を切り出され、衝動的に殺害した。首を数分間も圧迫し続けた残忍な犯行だ」と指摘。「遺体を山林に埋めたり、被害者の携帯電話を処分したりして発覚を免れようとした。保身を優先し、誠に身勝手だ」と述べた。
 殺害直前のやりとりに関し、被告は「被害者から『別れるか死ぬかしたい』と言われた」と主張したが、判決は「直後に介護福祉士の国家試験を控え、幼子もいる被害者が死にたいと思うはずがない」と退けた。
 小池裁判長は「謝罪の気持ちを示しているが、事件を十分振り返っているとは言えない」と指摘。「まだ若い被害者が幼子を残して絶命した無念さは察するに余りある。いつか『母は殺された』と知るかもしれない。どれだけ重大な結果を招いたかよく考えてほしい」と諭した。
 判決によると、被告は3月6日午前1時すぎ、蘇武さん宅で、蘇武さんの首を両手で絞めて窒息死させた上、同日夕以降、遺体を自家用車で同市花山の山林に運び、土中に埋めた。遺体は被告の供述に基づき、4月28日に発見された。


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2016年12月08日木曜日


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