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<BAT>グロー日本展開へ仙台で動向把握

ロベルタ・パラツェッティ氏 イタリア生まれ。ペルージャ大卒。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のヨーロッパ・中東・アフリカ地域社長などを経て、2014年9月から現職。53歳。

 たばこ世界2位の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は12日、電気で熱してニコチンを含んだ蒸気を吸う新型の加熱式たばこ「グロー」を世界に先駆けて仙台で発売する。加熱式たばこは煙やにおいが出ず、発生する有害物質も少ないとされ、健康志向を背景に先行他社の商品は品薄が続くほど人気だ。新市場に乗り出すBAT日本法人(東京)のロベルタ・パラツェッティ社長に展望を聞いた。(報道部・山口達也)

◎BAT日本法人 ロベルタ・パラツェッティ社長に聞く

 −グローの特徴は。
 「従来の紙巻きと違い、燃焼しないので煙や灰が出ない。ワンタッチで楽しめ、1回の充電で35本吸うことができる。機器の掃除など手入れも簡単だ。有害物質を90%除去し、非喫煙者とも共存できる商品と考えている」

 −仙台を先行発売の地に選んだ理由は。
 「グローを日本全国で展開する足掛かりとして、購入者の年齢や性別、職業など市場動向を調査する上で、仙台は全国のモデルに近いという点が挙げられる」
 「新しいものに対する市民の感性が鋭い土地柄という認識を持っている。トレンドを形成していく上で、非常にふさわしい地域だ。東京に近い100万都市という地理的特性も大きい」

 −仙台での販売目標数や全国展開の時期は。
 「仙台では市場調査をきちんと行いたい。全国展開は、仙台で得られた消費者動向の動きなどを見た上で、できるだけ早く判断したい。1年をめどに考えている」

 −加熱式たばこは米フィリップモリスの「アイコス」や日本たばこ産業の「プルーム・テック」など他社商品が先行する。
 「携帯電話市場はかつてノキアなどが先行していたが、今はアップルが勝者となった。最初に市場に入ったから勝者と限らない。重要なのはユニークで差別化された商品を出すこと。グローは扱いやすさなどで先行他社の商品とは異なる長所が多くある。消費者の望む商品と自負している」


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2016年12月09日金曜日


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