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<大衡セクハラ>公務災害認定 副村長が辞意

大衡村役場=2014年11月

 宮城県大衡村の50代の女性職員(休職中)が跡部昌洋前村長(67)から送信された大量のメールで精神的疾患を発症したとして、地方公務員災害補償基金宮城県支部が今年9月、公務災害と認定した問題を巡り、伊藤俊幸副村長(61)は8日の村議会12月定例会の一般質問で「責任を痛感し、深くおわびする。時期をみて職を辞したい」と辞意を表明した。
 前村長の辞職に伴う2015年4月の出直し村長選で初当選した萩原達雄村長も補佐役に適任と判断し、今年9月の村議会で再任案が同意されたばかり。前村長によるセクハラと女性職員の公務災害認定という一連の問題で、ナンバー2も辞職に追い込まれた。
 伊藤氏は取材に「公務災害認定を重く受け止め、けじめとして辞職を申し出た」と説明。萩原村長は「7日朝に話があった。『報酬の一部カットでどうか』と慰留したが、意思は固かった」と述べた。辞職時期や後任は未定。
 伊藤氏の辞意表明に、村議からは「驚いた」「想定外」といった声が上がる一方、「女性職員は伊藤氏らに前村長の行為を以前から相談しており、公務災害認定は適切な処置を怠った結果。辞職は時間の問題だった」との指摘もあった。
 伊藤氏は大衡村出身、黒川高卒。1973年に役場入りし、2005年に村企画商工課長。12年10月に副村長に就任した。跡部前村長が15年3月、セクハラやパワハラを理由に1000万円の損害賠償請求訴訟を提起された際は、人事異動案件などを代理で決裁するなどしていた。


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2016年12月09日金曜日


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