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<ほっとタイム>両親に写真で恩返し

来春進学する専門学校の担当者に決意を語る沢田さん

◎流された結婚アルバム作りたい

 「東日本大震災の津波で両親の結婚アルバムが流されてしまったので、もう一度作ってあげたいんです」。石巻市桜坂高3年の沢田七海さん(18)は志望校合格の喜びをかみしめながら決意を語った。
 福岡県で専門学校を運営する学校法人「麻生塾」の担当者から6日、合格を告げられた。被災者対象の特待生制度で授業料などの免除を受け、来春から2年間、同県でウエディング業界のいろはを学びながら結婚式専門の写真家を目指す。
 写真好きな父の影響でカメラに興味を持ち、高校では写真部で腕を磨いた。進路を考えた時に思い浮かんだのは写真に関わる仕事。中でも「幸せな瞬間を残すウエディングフォトグラファーに魅力を感じた」と言う。
 幼い頃に見た両親の結婚アルバムには幸せそうな2人の姿があった。「震災後、生活再建に奮闘する両親の強さを知った。尊敬する2人に、写真を通して恩返しをしたい」
 感謝の思いを胸に、夢への一歩を踏み出す。
(石巻総局・関根梢)


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2016年12月09日金曜日


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