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<卓球張本V>最年少での快挙 仙台沸く

男子シングルスを最年少で制した張本選手のポスターを笑顔で見る凌さん=8日、仙台市宮城野区の張本卓球場

 南アフリカのケープタウンで7日に行われた卓球の世界ジュニア選手権男子シングルス決勝で、仙台市出身の張本智和選手(13)=エリートアカデミー=が韓国選手を4−3で破り、史上最年少で優勝を飾った。南半球から届いた朗報に、張本選手の家族や母校の関係者らは喜びに沸いた。
 世界ジュニアは18歳以下で争う。「日本代表で一番年下なのに、びっくりした」。仙台市宮城野区の張本選手の実家では、母の凌(リン)さん(43)がインターネットで決勝のライブ映像を見守り、長男の優勝に声を弾ませた。
 試合後、日本代表コーチとして帯同している父の宇(ユ)さん(46)から、凌さんに電話があった。初めの2ゲームを落とし、宇さんが「もっと自信を持て」とアドバイスしたという。見事な逆転勝ちに、凌さんも「3ゲーム目から集中力が違った」と振り返った。
 張本選手は元中国代表の両親から指導を受けて力を付けた。「小さい時から負けず嫌い。クリスマスプレゼントも『金メダルが欲しい』と言っていた。目標は五輪の金メダル。夢を応援している」と凌さんは話す。
 今春、仙台市東宮城野小を卒業し、日本オリンピック委員会(JOC)が有望選手を育成する東京のエリートアカデミーに入校。世界ジュニアの遠征前、凌さんに「(男子のシングルスとダブルス、混合ダブルス、団体の)4冠を取りたい」と宣言したという。
 両親は8月、自宅を兼ねた卓球場を開設し、仙台ジュニアクラブに所属する幼稚園から中学生までの男女約30人を指導しており、今回の優勝が「子どもたちの励みになる」と期待する。
 「卒業生の活躍を誇りに思う」と快挙をたたえるのは東宮城野小の中林和雄校長(57)。「みんなと遊び、勉強もちゃんとする子だった。2月に全校児童の前で卓球のラリーを披露し卓球についての作文を読んでもらった時、児童たちはプレーに驚き、努力を続けてきたことに感心していた」と語る。
 2020年東京五輪に向け宮城から羽ばたくホープを、県卓球協会の柴田幸男会長(68)は「(18歳以下という)年代別カテゴリーよりもっと高い目標に向かって、頑張ってほしい」と激励の言葉を贈った。


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2016年12月09日金曜日


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