岩手のニュース

<陸前高田市>市庁舎候補地「同じ轍踏まぬ」

 陸前高田市議会12月定例会の復興対策特別委員会で8日、東日本大震災で全壊した市庁舎再建を巡る議論があった。浸水区域にある候補地について戸羽太市長は、多くの職員が犠牲になるなどして行政機能がまひした震災と「同じ轍(てつ)を踏むとは基本的に考えていない」と述べ、防災対策による安全性を強調した。
 市は候補地に関し、(1)高台の新たな用地に新築(2)高台にある現仮設庁舎に新築(3)かさ上げする新市街地に近く、浸水区域にある現高田小に増改築か新築−の3案を示している。
 議員の一人は、高台にある現仮設庁舎周辺が災害時の活動拠点となる一方、高田小の近くが交通の結節点となることから、「分庁は考えられないか」とただした。市側は「コスト高になる。考えていない」と否定した。
 施設規模が、将来の人口減少を踏まえた職員数を考慮しているのかを問う議員もいた。市の担当者は「震災前の職員数を想定した算定」と明らかにした。
 高田小の増改築か新築について、さらなる防災対策を求める声もあった。各案の財政負担差による市民サービスへの影響や利便性の確保策を問う議員もいた。


関連ページ: 岩手 政治・行政

2016年12月09日金曜日


先頭に戻る