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<秋田県立大>雪崩検知し警報発信 新装置開発

間伐材を活用した雪崩・落石警報システム。中央の柱に電源不要のセンサーが取り付けられている

 秋田県立大と土木・地質計測の応用地質(東京)は、電源不要のセンサーを取り付けた雪崩・落石災害警報システムを共同開発し、能代市で8日、山地に設置した状況を報道関係者に公開した。
 長さ約1メートル80センチ(地上部分)の丸太3本で作った土台に、丸太10本を斜めに立て掛けた構造。公開されたシステムは樹齢20〜30年のスギ間伐材の丸太14本を使用した。
 柱には雪崩の圧力を感知するタイプと、落石の震動を検出するタイプの2種類のセンサーを設置。センサーに組み込まれた圧電素子が雪崩・落石の圧力と振動を微弱な電圧に変換し、一定以上の電圧になれば警報を発信する。伝送部分は別にバッテリーを備え、携帯電話回線経由で警報を通知するほか、災害規模などのデータをサーバーに送る。
 同大システム科学技術学部(由利本荘市)の下井信浩教授(計測工学)は「木材の付加価値を高めることで、地域産業の活性化と人材育成を狙った」と語る。
 科学技術振興機構から研究を受託し、2015年4月から開発に取り組む。今月、能代市の2カ所にシステムを設置した。


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2016年12月09日金曜日


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