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<常磐線>福島・宮城沿岸 鉄路再び

5年9カ月ぶりに運行を再開したJR常磐線の一番列車に手を振る住民ら=10日午前5時42分、山下駅
再開した常磐線相馬−浜吉田間

 東日本大震災で被災したJR常磐線相馬(相馬市)−浜吉田(宮城県亘理町)間が10日、運行を再開した。仙台圏と相馬地方が鉄路で5年9カ月ぶりに結ばれ、沿線の復興進展の期待も運ぶ列車が再開区間を駆け抜けた。

 一番列車のセレモニーは午前5時半から宮城県山元町の山下駅で開かれた。
 斎藤俊夫町長が「震災から今日までを振り返ると万感の思いがある。途切れた鉄路が再びつながることをみんなで喜び合いたい」と涙ぐみながらあいさつした。午前5時42分に仙台行きの下り列車が出発すると、ホームの約150人が小旗を振って見送った。
 再開区間は23.2キロ。復旧工事は2014年5月に始まり、津波で大きな被害を受けた駒ケ嶺(福島県新地町)から浜吉田の線路14.6キロと、新地(同)、坂元(宮城県山元町)、山下の3駅を最大1.1キロ内陸に移した。移設区間の4割が高架式となっている。


2016年12月10日土曜日


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