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<宮教大>構内に学生手作り点字ラベル

教室の部屋番号を示す点字ラベルをドアノブに貼り付ける学生

 宮城教育大(仙台市青葉区)の学生らが、講義棟内に手作りした点字ラベルを貼る作業に取り組んでいる。学生たちは「視覚障害のある学生や来訪者が、一人で戸惑わずに歩けるようなキャンパスを目指したい」と知恵を絞る。
 宮教大は大学事務局や15の教室などが入る3階建ての2号館をモデルにバリアーの解消を進めようと、夏から秋にかけて趣旨に賛同する学生を募り、9月に「2号館バリアフリー化委員会」を設置した。
 1〜3年の学生11人が、全盲の長尾博教授(視覚障害教育学)のアドバイスを受けながら「キャリアサポートセンター」「学生相談室」といった部署名や、教室の部屋番号などを示す点字ラベルを製作している。
 今月7日には、11月末までに作った約40枚を各部屋のドアノブ付近などに貼り付ける作業をした。
 3階を担当する教育学部2年斎藤瑞樹さん(20)は「宮教大に視覚障害のある学生がほとんど入学してこないのは、施設が整っていないからかもしれない。少しでも学びやすい環境になればと思う」と語った。
 同委員会は今後、2号館以外でも点字ラベルが必要な箇所の検討を進めるほか、キャンパス内にある点字ブロックの配置を調査し改善点を本年度末に大学側に提言する予定。
 長尾教授は「来年度以降も新たに委員会メンバーを募集し、車いす利用者向けのバリアフリー化などにも取り組みを広げていきたい」と話している。


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2016年12月12日月曜日


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