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<宮スタ>五輪前のラグビーW杯使用は困難

東京五輪のサッカー開催に向け、改修が計画されている宮城スタジアム=宮城県利府町

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の公認キャンプ誘致を巡り、村井嘉浩宮城県知事は12日の定例記者会見で「県総合運動公園(利府町)は2020年東京五輪のサッカー会場の候補となっており、(仙台市に)貸すのは控えたい」との考えを明らかにした。公認キャンプ誘致を県に提案した仙台市は同公園の活用を前提にしており、22日に期限が迫るキャンプ地の申請は事実上不可能になった。
 ラグビーW杯の公認キャンプは大会開催期間(19年9月20日〜11月2日)の約10日前に始まる。県は五輪開催の1年前となる19年7〜8月、リハーサルとしてサッカー国際大会3試合を公園内の宮城スタジアムで開催することを想定し、前後の改修工事を見込む。
 村井知事は「順調に工事が進むか分からず、キャンプと重なる可能性がある」と強調。「サッカーを優先すべき時期にラグビーにも手を出すのはリスキーだ」と述べ、仙台市が提案したスタジアムの活用は困難との考えを示した。
 五輪に向けたスタジアム改修の財源負担を巡っては、東京都と大会組織委員会の協議が滞っている。県は天然芝の張り替えや照明器具の増設、バリアフリー化など改修に総額20億〜30億円規模を見込む。来年度予算に設計費を盛り込む計画だが、負担額が固まらず、対応を決めかねている。
 村井知事は10月、大会組織委から「仮設施設の整備費を組織委が出す約束はできない」と伝えられたことを挙げ、「雲行きが怪しくなってきた。約束が違う」と批判。「早急に財源の見通しを示すよう国や都、組織委に求める」と述べた。


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2016年12月13日火曜日


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