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<サンマ>大不漁2年連続 東北やや持ち直す

2年連続で大不漁の見通しとなったサンマ=8月、気仙沼市の気仙沼漁港

 今年のサンマの水揚げ量は11月末時点で10万8510トンと前年同期比3%減となり、2年連続で記録的な不漁となったことが全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)のまとめで分かった。ほぼ終漁しており、最終的な水揚げ量は過去40年で最低だった昨年(11万2264トン)を下回る公算が大きい。
 漁港別では、北海道の花咲漁港が1位を維持したものの3万5276トン(前年同期比21%減)にとどまり、道全体でも5万1118トン(17%減)に落ち込んだ。
 東北も漁獲不振に見舞われたが、前年同期より持ち直した。2位の大船渡漁港が前年並みの1万3668トン、3位の女川漁港が1万3430トン(43%増)、4位の気仙沼漁港は1万3161トン(12%増)、7位の宮古漁港は6042トン(46%増)だった。
 今年のサンマも海水温が高い日本近海を避け、より遠い沖合に移動。10月ごろから三陸沖での水揚げが活発になったが、台風やしけの影響もあり、全国の水揚げ回数は前年より1割少なかった。
 東北区水産研究所資源管理部(八戸市)は「日本近海に資源が少ない。海水温が高くなる傾向の解消も今後10年はかかるのではないか」とみる。
 水揚げ金額は1位が花咲の93億1450万円、2位が大船渡の28億1950万円。3位の女川は25億3500万円で震災後最高となった。平均単価が東北の各漁港で昨年同様に高水準となり、加工業者にとって厳しい年が続いている。


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2016年12月13日火曜日


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