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障害者の震災体験 アジアや南米行政官が学ぶ

アジアの防災担当者らが被災した障害者らの体験に学んだ研修会

 防災を担当するアジアや南米の行政官らが13日、東日本大震災で被災した障害者らと仙台市青葉区の国際協力機構(JICA)東北支部で交流し、震災の教訓や防災対策について理解を深めた。
 JICAの研修の一環でチリやネパールなど6カ国から17人が参加。同市の障害者支援団体「CILたすけっと」のメンバーら3人が被災体験などを語った。
 身体に障害があり、車いすで生活する副代表の佐藤順子さん(54)は「ガソリン不足のためヘルパーの訪問回数が減り、介助が得られずに苦労した」と振り返った。
 他のメンバーらも、避難所には障害者向けの設備がないことや、障害者自身が声を上げる必要性などを指摘した。
 参加したミャンマー社会福祉省のタン・アウングさん(43)は「当事者の話は大変参考になった。ミャンマーでも障害者を支援できる環境を整えたい」と語った。一行は県内の被災地などを視察し、17日に帰国する予定。


2016年12月14日水曜日


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