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<飼料米にくず米混入>法人が請求棄却求める

 飼育する食肉用牛が成育不良になったのは、購入した飼料用米にくず米が大量に混ぜられていたためだとして、十和田市の農業の男性(69)が青森県東北町の農事組合法人に慰謝料など約330万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、青森地裁であり、法人は請求棄却を求めた。
 法人側は「男性の申し出に基づいて他農場で調達したくず米を混ぜており、不法行為は成立しない。くず米を混ぜたのは合意があった2015年産の1回だけだった」と反論した。
 訴えによると、男性は13年ごろ、法人と飼料用米の購入契約を結んだ。同年、飼育する牛がカロリー不足で成育不良になり、安く出荷せざるを得ず経営が著しく悪化。15年7月に再び法人と飼料用米の購入契約を締結したが、サンプル調査で比較的良質のコメが34%、生育不良のコメが29%、くず米などが37%だった。
 男性は「法人は国の補助金を不正受給するため、くず米を混ぜていた。不正を指摘すると、15年の売掛金を水増しされた上、代金の支払いを求める訴訟を起こされた」としている。
 法人は6日、15年の飼料用米の生産量を他の生産者から購入したくず米で水増しし、飼料用米に関する交付金を不正受給したとして、東北農政局に飼料用米の取り組み計画の認定を取り消され、約1600万円の返還を命じられている。


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2016年12月15日木曜日


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