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「農業産出額」とは?山形知事にかみつく

 山形県の農業産出額を無理やり大きく見せようとしている−。14日の山形県議会12月定例会の予算特別委員会で、自民党の後藤源議員が吉村美栄子知事にかみついた。
 後藤議員が攻撃したのは、吉村知事が初当選した2009年知事選で掲げた「農業産出額を12年度までに3000億円にする」との公約。吉村知事が使う農業産出額の数値には「6次産業による付加価値や国からの交付金なども加算されている」と指摘し、本来の行政用語と異なる意味で言葉を使っていると批判した。吉村知事は「公約を考えた当時は、農業産出額と、付加価値などを含めた産出額を明確に区別せず農業産出額としていた」と説明し、追及をかわした。
 実際、県は吉村知事の就任以降、農業産出額に林業と漁業による産出額、交付金や6次産業化による付加価値を加えた「農林水産業を起点とする産出額」をまとめている。
 県農政企画課によると、本来の農業産出額は、吉村知事就任前の08年に2097億円だったのが14年は2128億円。一方、農林水産業を起点とする産出額は08年に2351億円だったが、12年には3036億円と吉村知事が公約を達成した形になっている。
 吉村知事は「活力を推し量るバロメーターとして、農業産出額よりも、農林水産業を起点とする産出額がふさわしい」と持論を展開し理解を求めたが、後藤議員は不満顔だった。


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2016年12月15日木曜日


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