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<ミツフジ>IoT活用の衣類製造 福島進出

ミツフジの製品。スマートフォンなどで着用者の健康状態を把握できる

 銀メッキ繊維の開発などを手掛けるミツフジ(京都府)が福島県川俣町に進出することになり、町と14日、立地協定を結んだ。「モノのインターネット(IoT)」技術を使い、着るだけで心拍数など健康状態が分かる衣類を製造する。2017年7月ごろの着工、同12月の稼働を目指す。
 予定地は町西部工業団地の約2万4000平方メートル。鉄骨の工場のほか、18年12月までに研究開発棟を建設する。5年間で約100人を町内から雇用する方針。投資額は約20億円。同社初の生産拠点となる。
 製造するのは導電性の高い銀メッキ繊維を素材にした衣類。衣類に取り付けた器具で心拍や呼吸数といった情報を集め、スマートフォンなどで確認できる。高齢者の健康状態把握や従業員の体調管理など医療、スポーツ分野での利用を想定し、本格稼働後は年間150万着の製造を目指す。
 絹織物の産地で知られる同町は、一部が東京電力福島第1原発事故の避難区域となっている。町役場で協定書に調印した三寺歩社長は「繊維の町復活と復興に役立ちたい。若者が働きたいと思えるようにしたい」と語った。古川道郎町長は「雇用創出や文化の振興にもつながる」と期待した。


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2016年12月15日木曜日


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