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<気仙沼大島>被災の離島唯一の医師退任

気仙沼市大島=2016年2月28日

 宮城県気仙沼市の離島・大島にある公設民営の診療所「大島医院」の山本馨医師(71)が、来年3月末に退任する意向を示していることが15日分かった。歯科医師を除いて島唯一の医師で、市は公募を含めて医師確保に乗り出す。
 市健康増進課によると、山本医師は8月下旬に市に退任の意向を伝えた。山本医師は取材に「来春でちょうど赴任して10年になるので、ここを区切りにして娘家族のいる北海道に戻りたい」と述べた。
 大島医院は市が土地と建物を無償提供している。2006年4月に前任の医師が辞めて大島は医師不在が1年続き、07年5月に市の公募で山本医師が北海道内から着任して解消した。内科、小児科、心療内科の診療に当たり、大島小・中の学校医も務める。
 14日は大島地区振興協議会のメンバーらが、後任確保を求める要望書を市に提出した。菅原茂市長は「慰留したものの本人の意思は固かった。感謝の思いしかない。つても頼って後任の医師確保に努める」と話した。


2016年12月16日金曜日


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