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<原燃虚偽評価書>社長「基本守れず」と謝罪

 日本原燃(青森県六ケ所村)がウラン濃縮工場の低レベル放射性廃棄物の不適切保管に関し事実と異なる評価書をまとめ、原子力規制委員会から改善などを命じられた問題で、同社の工藤健二社長は15日、青森県庁に青山祐治副知事を訪ねて事実経過や再発防止策を報告し、謝罪した。
 工藤社長は「県民や関係者に大変な心配をお掛けし申し訳ない」と陳謝。青山副知事は「ウラン濃縮工場に限らない会社全体の問題で、認識が甘いと言わざるを得ない」と指摘した。
 工藤社長は、石原準一副社長をトップとする安全・品質本部が、不適切保管に関する改善策が不十分なまま「改善された」との評価書をまとめた経緯を説明。「経営トップが品質マネジメントシステムの基本を守れず、組織としてチェック機能が働かなかった」と述べた。
 再発防止に向け、工藤社長が安全・品質本部長に就くと表明。品質保証業務に助言する「アドバイザリーグループ」を社内で組織し、社員教育の充実を図る方針も示した。
 原燃は規制委の指示に基づき、来年1月までに原因と是正措置計画などを盛り込んだ報告書を国に提出し、県にも同様の報告を行う。


2016年12月16日金曜日


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