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<グロー>品薄でトラブル 転売も横行

16日にオープンしたグローの専門店の店頭には、転売防止のため購入者を限定するお知らせが掲示された=仙台市青葉区一番町4丁目

 仙台市内で「加熱式たばこ」の販売競争がヒートアップしている。きっかけは、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が世界に先駆け、12日に市内で発売した「グロー」。地域限定販売の上、転売目的の購入も多く、売り切れが続出した。これに対し、先行する米フィリップモリス(PM)は、市内の供給数を大幅に増やして対抗している。
 グローは市内のコンビニエンスストアなど約600店で販売。どの店も品切れ状態で、入手困難な状況が続く。購入を巡る店と客とのトラブルが相次ぎ、警察官が出動する事態があった。
 品薄感が強まる中、BATは16日、青葉区一番町に専門店をオープン。前日の夜から並ぶ人がいたが、加熱機器の販売数は1日96個を上限にしたため、大半の客は購入できず、店員がクレーム対応に追われた。
 オープン式典に訪れたBAT日本法人(東京)のロベルタ・パラツェッティ社長は「多くの人に迷惑を掛けた」と陳謝。「転売目的で県外から訪れて購入する人が多く、仙台の人が買えない事態になっている」と分析した。転売目的を防ぐため、専門店での販売相手は仙台市在住か在勤、在学に限定。同様の対応をコンビニなどにも要請する。
 グローの専門店から100メートルほどしか離れていないPMの専門店では、先行商品「アイコス」の販売個数を大幅に増やした。これまではグロー同様、入荷数が限られ、購入まで数カ月以上かかるケースもあった。
 グローの進出に備え、今月に入って社員が市内中心部の商店街などを回り、専門店でアイコスを優先的に購入できるチケットを市民らに配布。コンビニへの供給数を増やした。
 同社の担当者は「このまま手をこまねいてはいられない。仙台は重要な市場なので、仙台限定でチケットを配って対応している」と話した。


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2016年12月17日土曜日


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