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<焼きハゼ作り>精魂込めじっくりと

いろりでじっくりと焼き上げられるハゼ

 正月の仙台雑煮のだしとなる焼きハゼ作りが、東日本大震災で被災した宮城県石巻市長面地区で最盛期を迎えている。
 家業として受け継ぐ3代目の榊正吾さん(73)と照子さん(72)夫妻が、焼いてから煙でいぶす昔ながらの技に精魂を込める。
 震災で長面にあった自宅と作業場が流失。支援で復活した作業場に毎朝、市内の仮設住宅から通う。
 長面浦で刺し網を使いハゼを水揚げし、竹串に1匹ずつ刺しいろりで焼く。焼き目を付けてつるし、1週間ほど煙でいぶす。きれいなべっ甲色になり、光沢が出た焼きハゼは上品なだしの基になる。
 榊さん夫妻は「毎年『焼きハゼが欲しい』と言われるので、元気なうちは続けたい」と話す。
 今年は漁が振るわず、例年の半分程度の出荷になるという。20日ごろまで作業し、石巻市内の乾物店や道の駅で販売される。


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2016年12月17日土曜日


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